一週間続いたスピンエコー実験と3日間の小角散乱実験が終わった。
午前中は実験の片付けで終了。なんとか、TKさんが出かける14時前には終了することができた。今日は昼食抜きだった。その後、少しだけデータについて議論して、TKさんは帰路に。
夕方までデータ解析を続けて、早めに帰宅した。今週の金曜日から日本出張なので、その前に必要なものの購入をせねば、というわけである。
実験が終了して、日本行くモードに入った。ということで、大ボスDNと、小ボスJCに金曜から日本に行く事を告げておいた。日本行きモードに入るとやはり気分が浮かれる。
また、東大のHEさんと意見の一致を見たので、それについても気分がよい。今後お互いに切磋琢磨できると良い。
2008年6月29日日曜日
データ解析
土曜日はゴルフ→実験→飲みだった。ゴルフは疲れたが面白かった。
日曜日。
実験データの解析をする。スピンエコーは昨夜トラブルがあったらしく、途中で測定が停まっていた。通常は、ポケベルに連絡が来るのだが、昨夜は残念ながら連絡が来なかった。御陰で朝まで中性子を無駄にしてしまった。小角散乱は順調に進んでいる。データであるが、小角散乱は絶対値解析が少し変だ、ということで、たまたま出勤していたBHさんに尋ねてみた。結局、彼にも原因はよくわからないようである。明日SKに聞いてみよう。ともかく、小角データとスピンエコーデータを解析し、つきあわせて考えてみた。当初漠然としていた説明のアイディアであったが、両方のデータを説明する様にくみ上げて行くと、定性的には良い説明を与えている様に思える。今後もう少し定量的な解析を行えば、より詳しくわかってくるのではないかと思われる。今回の実験も総じて成功と言えそうである。良かった。
夕食は、TKさんとMKさんと一緒に韓国料理だった。
日曜日。
実験データの解析をする。スピンエコーは昨夜トラブルがあったらしく、途中で測定が停まっていた。通常は、ポケベルに連絡が来るのだが、昨夜は残念ながら連絡が来なかった。御陰で朝まで中性子を無駄にしてしまった。小角散乱は順調に進んでいる。データであるが、小角散乱は絶対値解析が少し変だ、ということで、たまたま出勤していたBHさんに尋ねてみた。結局、彼にも原因はよくわからないようである。明日SKに聞いてみよう。ともかく、小角データとスピンエコーデータを解析し、つきあわせて考えてみた。当初漠然としていた説明のアイディアであったが、両方のデータを説明する様にくみ上げて行くと、定性的には良い説明を与えている様に思える。今後もう少し定量的な解析を行えば、より詳しくわかってくるのではないかと思われる。今回の実験も総じて成功と言えそうである。良かった。
夕食は、TKさんとMKさんと一緒に韓国料理だった。
2008年6月27日金曜日
SANS実験開始
今日は夕方雷雨が降った。激しい雨だった。およそ10分程ものすごく激しく降ったが、後は晴れだった。日中はとても暑いので、車の窓を少しだけあけておいたのが災いして、その10分の雨で運転席のシートがびしょ濡れになった。帰りの道中お尻が気持ち悪くて仕方なかった。
朝一番で、共同研究者に少し嫌なメールを送った。共同研究とは難しいものだ。特に、離れた場所にいると、他のメンバーが考えている事をリアルタイムに知ることができず、後手に回ってしまう事が多い。こちらの気持ちをきちんと伝える事が如何に大切か、と言う事を改めて知った。また、共同研究者への配慮が如何に大切であるか、と言う事も身を以て知った。
今日からTKさんと一緒に小角散乱実験である。11時頃から実験を開始し、基礎データ測定をすませて、全体の実験計画を練り、三日間の測定スケジュールが決まった。基本的には温度変化による構造変化の様子を調べる実験で、順調に進めば後は余り手がかからないはずである。時々解析と条件変更を行うだけだ。スピンエコーの実験も日曜日までは継続で進むはずなので、明日は少しゆっくりできるであろう。
測定データであるが、スピンエコーのデータは議論の価値がありそうなものになって来ている。小角散乱のデータとつきあわせてうまく説明できると良いのだが。
朝一番で、共同研究者に少し嫌なメールを送った。共同研究とは難しいものだ。特に、離れた場所にいると、他のメンバーが考えている事をリアルタイムに知ることができず、後手に回ってしまう事が多い。こちらの気持ちをきちんと伝える事が如何に大切か、と言う事を改めて知った。また、共同研究者への配慮が如何に大切であるか、と言う事も身を以て知った。
今日からTKさんと一緒に小角散乱実験である。11時頃から実験を開始し、基礎データ測定をすませて、全体の実験計画を練り、三日間の測定スケジュールが決まった。基本的には温度変化による構造変化の様子を調べる実験で、順調に進めば後は余り手がかからないはずである。時々解析と条件変更を行うだけだ。スピンエコーの実験も日曜日までは継続で進むはずなので、明日は少しゆっくりできるであろう。
測定データであるが、スピンエコーのデータは議論の価値がありそうなものになって来ている。小角散乱のデータとつきあわせてうまく説明できると良いのだが。
2008年6月26日木曜日
NSE実験とSANS実験準備
午前中はしのぎやすい天候だったが、午後からはものすごく暑かった。夕方今年初めて蝉の鳴き声を聞いた。
午前中はスピンエコーの試料交換をして、その後データ解析を行った。昨日まで測定していた系は比較的速いダイナミクスがみられ、しかも緩和モードが二つあるようなのだが、今日測った試料はほとんど緩和していない。つまりとても遅いダイナミクスを示している。これはある意味残念な結果だが、考えてみると実は面白い結果なのかもしれない。よく考えてみよう。測定の結果があまりに緩和していないので、温度を上げてもう一点測定することにした。明日の朝、試料交換である。
このほか、午前中は、久しぶりにZY君と議論した。インディアナのDBと話をして来た彼は、少し元気になった様に見えた。以前の論文原稿について少し進展がある、ということなので、明日の議論がまた楽しみである。新しい論文原稿についてはコメントを伝えて、今後するべき実験などについて話し合った。
午後は自分の研究テーマのことについて少し考えながら、プログラム作りをした。今日完成させたかったが、うまく計算できていないようだ。どこが間違ってるかゆっくり考えてみよう。
その後夕方から、明日からの小角散乱実験の準備を行う。今スピンエコーで測定している試料の小角散乱を測定する予定である。これら一連の測定ができれば、論文としてまとめる事が出来るだけのデータが集まるかもしれない。ダイナミクスを理解する上でも小角のデータはどうしてもみたいので、明日からの実験も楽しみである。
午前中はスピンエコーの試料交換をして、その後データ解析を行った。昨日まで測定していた系は比較的速いダイナミクスがみられ、しかも緩和モードが二つあるようなのだが、今日測った試料はほとんど緩和していない。つまりとても遅いダイナミクスを示している。これはある意味残念な結果だが、考えてみると実は面白い結果なのかもしれない。よく考えてみよう。測定の結果があまりに緩和していないので、温度を上げてもう一点測定することにした。明日の朝、試料交換である。
このほか、午前中は、久しぶりにZY君と議論した。インディアナのDBと話をして来た彼は、少し元気になった様に見えた。以前の論文原稿について少し進展がある、ということなので、明日の議論がまた楽しみである。新しい論文原稿についてはコメントを伝えて、今後するべき実験などについて話し合った。
午後は自分の研究テーマのことについて少し考えながら、プログラム作りをした。今日完成させたかったが、うまく計算できていないようだ。どこが間違ってるかゆっくり考えてみよう。
その後夕方から、明日からの小角散乱実験の準備を行う。今スピンエコーで測定している試料の小角散乱を測定する予定である。これら一連の測定ができれば、論文としてまとめる事が出来るだけのデータが集まるかもしれない。ダイナミクスを理解する上でも小角のデータはどうしてもみたいので、明日からの実験も楽しみである。
引き続き実験中
晴れ。
朝から試料交換をする。今朝までで、一つの試料の温度変化とバックグラウンドの測定を終了した。次に、異なる種類の試料の測定をかけることにした。この試料は、高価な重水素化物をふんだんに使ったもので、良い結果を期待している。予定通り、みたいものからの散乱シグナルは得られたので、後はこの系のダイナミクスが欲しいところに入っていれば当たりだ。予想では入っているのだが、果たしてどうか。
試料交換後に、メールチェックをしたところ、東大のKM君からメールがあり、スライドリングゲルのスピンエコー測定結果についての報告があった。また、その結果を論文化する、と言う事での相談でもあった。内容的には大変すばらしいのであるが、少し吟味したい事があったので、今日は結局返事が書けなかった。それにしても、彼の結果を論文にする前にその前の実験を論文にせねばならず、暫くペンディングにしていた課題について考え直すことにした。午後に入ってから、計算の間違いに気づき修正したところ、そこそこリーズナブルな結果になった。最近計算間違いが少し気になる。もっとキチンと吟味せねば。懸案事項が解決したので、後はその結果についても論文としてきちんとまとめるだけである。個々暫くラメラ構造の件で論文を書いていたが、そっちをペンディングにして、ゲルの論文を仕上げる事に専念する事とした。
夕方に、TKさんと少しキャッチボールをして、夕食は北京ダックを今週帰国されるTさん一家と食べた。今度こそこれがお別れの食事となった。その後、職場に戻って論文の構想を練り直していたら、バージニアのMKさんがやって来て、2時間程しゃべった。彼女の悩みはいろいろ深い。そして、試料交換をして今日の仕事を終了とした。
朝から試料交換をする。今朝までで、一つの試料の温度変化とバックグラウンドの測定を終了した。次に、異なる種類の試料の測定をかけることにした。この試料は、高価な重水素化物をふんだんに使ったもので、良い結果を期待している。予定通り、みたいものからの散乱シグナルは得られたので、後はこの系のダイナミクスが欲しいところに入っていれば当たりだ。予想では入っているのだが、果たしてどうか。
試料交換後に、メールチェックをしたところ、東大のKM君からメールがあり、スライドリングゲルのスピンエコー測定結果についての報告があった。また、その結果を論文化する、と言う事での相談でもあった。内容的には大変すばらしいのであるが、少し吟味したい事があったので、今日は結局返事が書けなかった。それにしても、彼の結果を論文にする前にその前の実験を論文にせねばならず、暫くペンディングにしていた課題について考え直すことにした。午後に入ってから、計算の間違いに気づき修正したところ、そこそこリーズナブルな結果になった。最近計算間違いが少し気になる。もっとキチンと吟味せねば。懸案事項が解決したので、後はその結果についても論文としてきちんとまとめるだけである。個々暫くラメラ構造の件で論文を書いていたが、そっちをペンディングにして、ゲルの論文を仕上げる事に専念する事とした。
夕方に、TKさんと少しキャッチボールをして、夕食は北京ダックを今週帰国されるTさん一家と食べた。今度こそこれがお別れの食事となった。その後、職場に戻って論文の構想を練り直していたら、バージニアのMKさんがやって来て、2時間程しゃべった。彼女の悩みはいろいろ深い。そして、試料交換をして今日の仕事を終了とした。
2008年6月23日月曜日
スピンエコーの実験
今日は午前中快晴、夜少々雷雨。
今日からストーニーブルックのTKさんと一緒にスピンエコー実験です。午前中、試料の準備、装置の準備を行い、お昼前には測定を開始できました。今回の実験は、これまで二回程予備実験を行い、試料濃度を上げての実験です。課題もしっかり採択されており、落ち着いて良い実験をするのみです。実験は長時間測定で、一つの試料を1日から2日かけて温度変化を測定する、というもの。最初の試料のデータを見てみた限り、予想通りの緩和カーブが得られているようだし、データも奇麗に取れている。さい先よい滑り出しである。
また、今日から我々の研究所では中性子の夏の学校が行われている。この夏の学校は毎年行われ、一年おきに、小角反射率組とダイナミクス組がそれぞれ主催することになっている。今年は小角散乱、反射率計についての夏の学校で総勢37名が参加しているそうである。丁度TKさんの実験を立ち上げようとしていたところ、CBさんがやってきて、「スピンエコーの説明を5分でよろしく」と言って来た。英語で5分のスピーチをするのはまだしんどいのだが、スピンエコーの説明をするだけの事なので、まぁ、なんとかこなした。途中で、英語がグタグタになってしまったが、皆真剣に聞いてくれたし、質問もしてくれたのでよしとしよう。
午後からはその夏の学校の生徒さんの普段やっている研究に関するポスターセッションがあり、数人の研究についてポスター発表を聞きに行った。夏の学校で普段その生徒さんが行っている研究のポスター発表、というのはこれまで聞いた事のない試みであった。普通夏の学校の生徒さんは聞き役になる事が多いが、その初日に自分から説明する、という時間がある事は学校をこなれたものにするためにはとても良いものであると感じた。勿論その分中性子に関する講義もしくは実験に割く時間が減るわけだが、効率的に話が進むことや、小角などだけでなくそれ以外の中性子のスタッフと知り合いになれるなど、+に働く事が多いと思った。
昼はベトナム料理フォーを食べ、夜は韓国料理を食べて、実験のチェックを行った後に帰宅した。今日は有意義な一日だった。
今日からストーニーブルックのTKさんと一緒にスピンエコー実験です。午前中、試料の準備、装置の準備を行い、お昼前には測定を開始できました。今回の実験は、これまで二回程予備実験を行い、試料濃度を上げての実験です。課題もしっかり採択されており、落ち着いて良い実験をするのみです。実験は長時間測定で、一つの試料を1日から2日かけて温度変化を測定する、というもの。最初の試料のデータを見てみた限り、予想通りの緩和カーブが得られているようだし、データも奇麗に取れている。さい先よい滑り出しである。
また、今日から我々の研究所では中性子の夏の学校が行われている。この夏の学校は毎年行われ、一年おきに、小角反射率組とダイナミクス組がそれぞれ主催することになっている。今年は小角散乱、反射率計についての夏の学校で総勢37名が参加しているそうである。丁度TKさんの実験を立ち上げようとしていたところ、CBさんがやってきて、「スピンエコーの説明を5分でよろしく」と言って来た。英語で5分のスピーチをするのはまだしんどいのだが、スピンエコーの説明をするだけの事なので、まぁ、なんとかこなした。途中で、英語がグタグタになってしまったが、皆真剣に聞いてくれたし、質問もしてくれたのでよしとしよう。
午後からはその夏の学校の生徒さんの普段やっている研究に関するポスターセッションがあり、数人の研究についてポスター発表を聞きに行った。夏の学校で普段その生徒さんが行っている研究のポスター発表、というのはこれまで聞いた事のない試みであった。普通夏の学校の生徒さんは聞き役になる事が多いが、その初日に自分から説明する、という時間がある事は学校をこなれたものにするためにはとても良いものであると感じた。勿論その分中性子に関する講義もしくは実験に割く時間が減るわけだが、効率的に話が進むことや、小角などだけでなくそれ以外の中性子のスタッフと知り合いになれるなど、+に働く事が多いと思った。
昼はベトナム料理フォーを食べ、夜は韓国料理を食べて、実験のチェックを行った後に帰宅した。今日は有意義な一日だった。
2008年6月19日木曜日
満月の夜に遭いましょう

一日遅れです。
やってきました6月の満月。そう、6月18日は満月です。そして、デラウェア州の海岸では、午後10時に満潮を迎えます。カブトガニ再び!
朝からそわそわ。今週は特にする事もないので、いろいろ論文を漁って読んでいます。特にラメラ構造に関する論文をメインにしています。その他、麻酔剤の話など。

夕方帰宅した後、日本語学校で知り合った、Kさんたちとレッツゴーです。車七台で連なって行くんです。凄い。僕はBさんの車に乗せてもらって優雅なひととき。雨が降ったり、虹が出たり。そんな道中に撮影したのが上の写真。
途中でトイレ休憩を入れながら、目的地の海岸へ。今回は、前回にも行った、Port Mahonを起点にして、南へ下りつついろいろ海岸を探してみる、と言うことになっています。
Port Mahonは先月チャレンジした時は通行止めになっておりましたが、今回は大丈夫でした。兎に角進んで行くと、海岸線に到着したのですが、そこでみたものは…

夥しい数のカブトガニの死骸…生きたカブトガニを1,2匹見つけたものの、目にするものはほとんど死骸でした。海岸線が先月のストームのせいでしょうか、荒れており、beachと言うよりは、むき出しの岩がごろごろしていると言った感じでした。以前、この地を訪れた事の或るKさんが、昔の様子と全く違う、と絶句したのもわかります。人々が優雅に遊べるような海岸線ではもはやなくなっており、恐らく、産卵地を見つけようと必死で探したものの力つきてしまったものなのでしょう(想像)。とても長居できるような場所ではありませんでした。
そして、南下をはじめたのです。
先ず最初のPickering beachへ行ってみると、いました。前回とは異なり、この海岸で結構たくさんのカブトガニに遭遇しました。

このような集団が浜辺のあちらこちらに見えました。自然の神秘を感じつつ、暫くこの海岸でカブトガニを眺めることにしたのでした。

満月もとても奇麗に現れました。
#カメラがしょぼいので、夜間撮影するとノイズが多すぎて画像処理もうまく出来やしない。残念。
そして、暫く経ってよーく足下を見てみると…

カブトガニの卵発見!(カブトガニの体の横の石粒のようなのが卵です)
こうやって海岸にたくさんの卵を産み、太陽の光で温めてもらって、卵から孵ると言う、古から脈々と続く生命の営み。その一端に触れることができて、やはり感動せずにはいられません。よく見ると、卵の大きさはまちまちでした。これ、こうやって浜辺にむき出しなのが普通なのか、少し埋まっているのが普通なのかよくわからないけど、産卵のためにやって来たメスは若干砂を掘って卵を産んでいるようでした。まぁ、波に洗われてこのようになるわけで、恐らく外敵にやられてしまう卵もあると思われますが、このうちの1割くらいは海に帰って行くのでしょう。そしてこれからもこの営みは毎年続けられて行く事でしょう。
今回は、感慨深い観察日記となりました。
今回ご一緒した皆様、どうもありがとうございました。
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