2011年7月1日金曜日

2011年7月1日 移動日

昨日の計算が間違っていたことに気がつき、目が覚める。起き抜けに修正し、PBさんに送信し直した。単に、単位を間違えていただけなので本質的には問題がないのだが。で、テネシーからインディアナに移動するので、途中に何か面白そうなものがないか探し、洞窟を見つけたので、必要な時間を計算し、早速全員を起こし、朝食、チェックアウトを済ませ、出かけようとした。家内が一カ所電話して支払いについて確認してくれ、というので、電話して詳細を聞いてみた。請求額が思っていたより高かったのだが、それはearly termination feeつまり、契約の早期解除によって発生するとのこと。契約期間は2年、ということなのだが、そんなことは聞いていなかった(契約していたのはおよそ半年だが、半年前には家を変わることはわかっていた)ので、その旨伝える。しばらくやり取りした後、160ドルくらい請求されていたものが、4.12ドル、ということになった。不思議。

とにかく、ホテルを後にし、ケンタッキーを目指す。目的地は、Mammoth Caveである。この洞窟は、なんと530km以上にわたって洞窟がつながっているそうで、世界一の長さを誇るのだそうだ。世界遺産にも指定されているとのこと。ちょっと遠回りすれば見れるので、行かない手はない。4時間ほどのドライブで到着。

本当は、Frozen Niagaraとかいうツアーに参加したかったのだが、チケットは売り切れ。その他のツアーは時間的にあわなかったりした。係の人がdiscovery tourなら無料で洞窟に入れるよ、というので、それに行くことにした。アメリカではこれまでもいくつか洞窟に入ってきたのだが、洞窟特有のひんやりとした感覚に出会うことはまだなく、ここもそんなもんだろう、と高をくくっていた。ところが、洞窟入り口に近づくにつれてひんやりとした空気が。これは期待できるぞと、中に入ってみると、かなりひんやりと気持ちいい。

この洞窟は、4000年ほど前にネイティブアメリカンが発見し利用していた痕跡が発見されているとのことで、古くからこの地域では知られている。掲示によると、325億年前Late Misissippian Periodには北アメリカ大陸のケンタッキー州のあたりは南緯10度程度に位置していたらしい。ancient Missouri river(だっけ?)が石灰岩や粘土層を削り、このような洞窟が形成されたとのこと。日本でおなじみの鍾乳洞のように上からしみ込んだ水によって削られた訳ではないので、鍾乳石などは見かけられない(場所によってはあるらしい)が、石灰岩、この辺りではLime Stoneと呼ばれる岩、が広く削り取られ地底都市建設もできそうな空間が広がっていた。なかなか見応えのある洞窟で、1時間程度の散策では物足りなかった。移動の途中ということでこれであきらめたが、また訪ねるべき場所と思う。なかなかよい経験であった。

Lime Stoneという岩はインディアナで特産と聞いていたのだが、どうやらケンタッキーからインディアナに至る広い地域で産出されるもののようで、この岩を使って作られた家は、ベージュ系(?)の色合いできれいだ。

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