2008年5月25日日曜日

カブトガニ

5月20日の夜中に行った、カブトガニ見学ツアーの詳細をアップします。

Rockvilleを出発したのが午後6時30分頃で、大西洋を目指して車で走ります。I270→I495→US50→MD404→MD313→MD317→DE14→DE1→DE36と道を変えながら、Slaughter Beachを目指しました。地図でいうと以下の通り。



途中には、Chesapeak bayを横切る大きな橋、Bay Bridgeがあります。



片道およそ3時間、午後10時前には目的のSlaughter Beach付近にいました。この辺りは、海岸のリゾート地と言う感じです。ビーチの向かいには住宅が並び、道路とビーチが10mくらいしか離れていないのに、道路からは海岸が見えません。暫く道に迷って、通り過ぎたりしながら、なんとかビーチに到着。



カブトガニは、日本では天然記念物になっています。この生物はおよそ2億年の間、ほとんどその姿形を変えずに現在まで生存して来た生物だそうです。実は北米のこのあたりの海岸は沢山のカブトガニがやってくる事で有名だそうで、我々はそう言ういろんな情報を元に知り得たと言う事です。特に、参考にしているのが、こちらのブログこちらのブログなどです。特に、後者はカブトガニについての詳細についても調べてあって、参考になります。要するに、カブトガニは5月から6月の大潮の夜に産卵のために海岸線までやってくる、ということ。5月20日は満月で、午後11時頃が満潮でした。

Slaughtere beachでは、しかし、残念ながら生きたカブトガニをみる事ができず、死骸や割れた甲羅が散乱している状態で、しかもゴミが多い。どうも最近のstormで海岸線もやられてしまったらしく、状況は良くない。下の写真は息子たちが見つけたカブトガニの死骸です。こういうのが散らばっているだけで、生きたカブトガニの気配はありません。



この海岸で暫くうろうろ探しまわりましたが、どうもこの海岸にはいなさそう、ということで、別の海岸を目指すことにしました。それは、先に触れたブログなどで目撃情報が得られていたところです。



目指したのはPort Mahonで、赤線で示したルートで行きました。が、Port Mahonへの入り口を見つけることができず(実際には、Road Closedだったそうです)方針を変更。南下しつつ、そこらの海岸へアタックする、というものです。Bowers Beachに来た時です。ここの海岸にカブトガニがきていました。


何か見つけたよ、と言ってくるS君。


見つけたカブトガニを捕まえて喜ぶ長男。


波間に漂うカブトガニ。

今回は、そんなに大量ではなかったですが、確実にその存在を確認できて良かったです。子供たちも眠いはずだけど、かなりはしゃいでいました。S君は4年間カブトガニにさわる事を夢見ていたそうで、実験に来たアメリカで思いがけず夢を実現できたそうです。

大西洋まで往復6時間。運転手には少々つらいですが、海岸でカブトガニを発見した時には興奮します。子供たちにもナマの古代生物に身近に触れられる良い機会。ということで、カブトガニ見物はお勧めです。次回は6月18日が満月です。6月17日、18日の深夜が満潮のようです。新月でもみられるんじゃないかな、と思いますが、確かめてはいません。

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