2008年5月23日金曜日

次の半年のビームタイム 

今日は朝から晴れ。気持ちのよい一日だった。

スピンエコー装置の周辺装置からの影響を確認する実験は今朝も続いていた。今日は磁石を変えて磁場の影響をテストする。そこで、炉室で使っている磁場装置をガイドホールに持ってくる。人手がないので、僕も手伝う。何したら良いのかわからないし、「tfree=95」ってコマンド入力して!と頼まれるも、動かない。そしたら、「dfree=95」の聞き間違いらしく、またコマンド入力するも、動かない。仕方がないので、紙とペンを持って行って、コマンド書いてもらったら、「d3=95」だった。聞き間違いも甚だしい…そんな感じで、余り役に立たないけどなんとか手伝いも終了して、新しい磁石での影響を調べはじめた。

並行して、今日はビームタイム決定委員会の日なので、午後はそのために待機。呼ばれて部屋に行ってみると、前回いたメンバーと今回新しく来たメンバーといて、とりあえず挨拶を交わす。いくつかの課題についてコメントを求められ、それに答えた。それにしても、今回のマシンタイム、僕にとっては良い結果となったのだが、他の二人の装置担当者には厳しいものとなった。こうなったら、採択してもらった課題についてはしっかりと結果を出して論文にしなければ割にあわない、と言うことになってしまう。

それが終わった後は、実験データの解析を行った。

帰宅しようとしたところ、Dobrinが来ていたので、久しぶりに話をした。論文を投稿してくれと頼み、彼らは飲みに出かけて行った。今日は、次男がpre-schoolを卒業する日なので、飲みに行きたかったが帰宅した。そして、皆で食事をとっているところへ、Antonioから電話が。

「原子炉とまった」

一所懸命頑張って明日の朝までかけていた磁場テストのランは、途中で終了してしまった。今回のデータだけでうまく行っている事を確認できると良いのだけれど、それはどうだろうか。。。解析してみなければわからない。

それにしても、中性子散乱ではつきものの、原子炉トラブル。今回は冷却水かなんかのトラブルらしい。こういう細かなトラブルでもきちんと停止して大きな事故を未然に防ぐ様に出来ている原子炉の運転はすばらしいのだけど、実験中の身にとっては、いきなり中性子がなくなると困ってしまう。

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