2008年5月30日金曜日

次男の誕生日

今日は次男の5歳の誕生日。アメリカに来た当初は、まだ2歳だった。すぐに3歳になった彼は、超甘えん坊の人見知り君からいっぱしのお兄ちゃんになってきた。幼稚園に通い始めた頃は毎日泣き暮らしていたが、今では幼稚園が楽しくて仕方ないくらい立派になった。もちろん英語などさっぱり分からなかったはずだが、今では普通に会話をしている。子供の成長は早い。もうすぐ彼らは日本へ一時帰国し、日本の幼稚園や小学校に通う。夏が終わって帰ってきた頃にどう変わっているのかまた楽しみではある。

という事で、夕方早めに帰宅して、Momotaroへ寿司を食べに行った。寿司が船に乗って出てきたら、子供達は大喜びだった。でも、次男はあんまり寿司を食べなかった。残念。

さて、今日の仕事は、午前中、自分の小角散乱データの解析を行った。未だに界面活性剤膜の構造を調べている。今回のは、ラメラ構造で膜の厚みを変えたときの構造を静的、動的に見てみる、という話。論文の原稿を書きつつある。小角散乱データとスピンエコーデータをうまく組み合わせて説明する為のデータ解析を行った。結果は良好で、このデータで論文にしてもいいかな、という気になった。このまままとめて行く事にしようと決めた。

その他、KS君の試料周りの後片付けを少し手伝ったり、彼のデータについて少し議論した後、SKさんのところへデータを示しに行った。今回臨界現象を調べた結果で少しよく分からない振る舞いがあったので、それについて説明したが、やはり彼もそういう振る舞いは知らないと言う。我々なりの説明もあるにはあるのだが、もしかするとそれでうまく行くのかもしれない。データはデータなので、それを信じるとして、さて、これまでにそういう結果があるのかどうかを調べるというのは少し大変な事かもしれない。

polymer divisionのVTさんが今日が最後の勤務という事で送別会があったのだが、SKさんとの議論中だったため参加出来なかった。VTさんは、僕がこちらに来て初期の頃から付き合いのある人で、x線の施設からこちらの研究所に移ってきた方だ。というわけで、X線、中性子線共に素養のある人で話していて面白かった。丁度、北大から来ていたTT君が世話になっていたのがVTさんでその流れで一緒に実験する事にもなり、彼の勤勉な姿は刺激になったものだ。彼がいなくなるというのは寂しい限りであるが、今後、ますます発展される事を祈るばかりである。

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