2008年11月27日木曜日

leaving from FRM-II

今夜はドイツ滞在最終夜です。スピンエコー実験もまだ半分くらい残っていますが、KM君を残してHEさんと僕は一足先にそれぞれの国に明日帰ります。今回の実験は、FRM-IIの強度の強さを実感した日々でした。スピンエコーのデータもきれいに得られており、今回の実験がうまくいくであろうことを示しているように思います。安心して戻れます。KM君、残りの実験よろしく頼みます。

というわけで、最後の日記は写真を見ながらドイツ滞在を振り返ってみたいと思います。


到着したころは寒くて、雪も降っていました。一番積もったときで5cmほど積もったでしょうか。雪をかぶったFRM-IIです。このころは本当に寒くて、持ってきた防寒着をすべて着込んでいましたが、それでも寒かった。特に最初は小角の実験で徹夜などしていたので久しぶりにしんどい実験でした。でも、強度も実感できて充実した日々でした。


今日は快晴で気温は低いものの、きれいな景色が見られました。晴れの日のFRM-IIです。ちなみに、卵形に見える建物が古い原子炉で手前の平屋がガイドホールで、僕たちが実験をしていたところです。

さて、実験や解析を終えれば、後は町へ繰り出します。結局ミュンヘンに3回行きました。今日が最後で、食事と散策およびお買い物をしました。ミュンヘンの市庁舎前広場のそばに、ペーター教会ってのがあって、時計台の上に上れることがわかったので、上ってみました。一人1.5ユーロでした。狭い階段で結構疲れましたが、薄暮の中ミュンヘン市街を一望できてきれいでした。夕焼けの中、遠くアルプス山脈も見えて、遠くまで来たことを実感します。その塔のてっぺんから見た市庁舎です。


前回よりはきれいに撮れたのではないでしょうか。

今回の実験はこれにて退散しますが、また来て実験したい施設ではあります。また、この施設では、世界を代表する研究者と一緒に共同研究をしており、彼らのデータに対する態度や解釈の感覚など学ぶべきことが多い研究でもあります。今後解析を進める中でまたいろいろ勉強させてもらうこともできるでしょう。結果とともに楽しみなことです。

0 件のコメント: