2008年11月14日金曜日

BNL実験二日目

夕べは結局2時頃まで測定して、切り上げた。

この、切り上げた、というのが不思議で、日本だったら、24時間態勢で実験を続けるものなのである。今回は、ZY君が初心者であること、実験を二人で行っていること、などの理由で、切り上げることにした。ちょっと後ろめたさが残るのである。なぜならせっかく生成されているx線を有効に使わないからである。ところが、ここNSLSではあんまり夜中じゅうがんばる人はいない。文化の違いなのだろうか。よくわからない。

それはさておき、今朝8時頃から始めた実験は、結局お昼前に終了し、小角散乱部分の測定は終わった。ZY君はより小角のデータが欲しい、ということで、今度はUSAXSのセッティングに変更して、実験を続けている。測定に時間がかかるので全部のサンプルを行う訳には行かないが、できるだけ測定を続ける。

ところで、久しぶりのx線実験なので、少々感が狂っていたのか、データ解析がうまく行かない。単純にバックグラウンドの引き算をしたいだけなのだが、どうも透過率の値がおかしいようでうまく行かない。日本にいる頃は、こういう場合にどうしたらいいか、ということを周りの人に尋ねたらわかったものなのだが、ここでは聞いてもよくわからない。これは僕の英語力の問題なのか、なんなのか。

結局、TKさんと話をしているうちに何となくわかってきたのだが、それにしても正しい透過率の値を見積もれない、というのは装置として、というか、測定の仕方として行けてない。今回の僕の測定はピークがたくさんあるので、バックを引かなくてもなんとか議論できるのだが、ZY君のデータはそうはいかない。なんとかうまい解決策を見つけなければ。。。

夕食はTKさんのご自宅に招待していただいた。一軒家のありがたみや良さを感じた。引っ越しするとしたら、一軒家がいいのかなぁ、と感じてしまった。

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