ドイツを離れてアメリカに帰ってきました。インドであったテロの影響でしょうか、セキュリティチェックが厳しかったです。
朝、タクシーでミュンヘン空港へ。モロッコ出身の運転手は色々と日本のことアメリカのことを聞いてきました。特に、彼が熱かったのは、新しい大統領のこと。ブッシュはカタストロフだったとか、過激にしゃべってました。アラブの人には納得できないことが多かったようです。
さて、空港についてチケットを受け取るところ。おばちゃんがパスポートを見ながら、何しに来たのか、アメリカで何してるのかと沢山聞いてきます。ドイツで滞在したのはどこだ?ときかれ、研究所の名前を答えたら、ホテルはどこだ?と。どこどこのホテルだと答えたら、その証拠を見せろ、と。レシートを探し出して見せたら、研究所に行った証拠を見せろ、と。そんなものプリントして持ってませんよ。ホテルの手配をしてくれた研究所からのメールをプリントして持っていたのでそれを見せたら、これだけか?と。失礼だなぁ、と思いながらも、まぁ、納得してくれたようです。そして、今度はアメリカでは何をしているのか?と。某研究所で働いてます。インディアナ大学の雇用です。ビザはH1Bです。と。ビザスタンプも貼ってあるのに、インディアナで働いてる証拠を見せろ、と。インディアナ大のIDなどは発行されておらず持っていないので、そんなものはない、と答えたら、通してくれない雰囲気。。。まじですか?H1Bビザのアプローバルのコピーを持っていたのでそれを見せたら、何とか納得してくれました。それにしても、失礼なおばちゃんでした。後で分かったことですが、僕の後ろにいた女性は日本人とドイツ人のハーフだったのですが、アメリカ国籍も有しているそうですが、名字が「Hama」なので、ハマスとの関連を疑われたそうで、なかなか通してもらえなかったそうな。テロなどで危険があってきちんと調べる必要があることは分かりますが、言われも無い疑いをもたれるのはいい気がしません。少なくともそういうチェックをする人はものの分かっている人にしてもらいたいものです。
もうひとつ面白かったのは、アメリカの入国審査。税関申告書類にサインを書きますが、僕は漢字のサインをずっと使っています。そしたら、「次からこのサインは英語でしろ」というのです。サインなんて個人の勝手だと思うのだけど。。。で、「でも、僕のパスポートサインは漢字で、それをここに書いているのだからこれでいいんじゃないのか?」と聞いたら「Hmmm, it's interesting.」といいつつサインを比べて、「Good to go.」って。やっぱ、サインは漢字でいいんじゃん、と思ったしだいです。非を認めず「おもしろい」というところにアメリカ人のおかしみを感じました。
飛行機は順調でおよそ8時間でアメリカに戻ることが出来ました。上述の女性ですが、ヨーロッパで研究をしている人だそうで、いろいろとお話が出来てよかったです。日本人としてのアイデンティティを持っていて英語が使えることに感謝しました。英語を話せると世界中のいろんな人と話せるんですね。素晴らしいことです。しかも、地球の裏側で日本人としてのアイデンティティが生きているというのは素晴らしいことだと思いました。日本人として生まれたからには、日本語をきちんと習得し、日本人として英語も使えたら色んな楽しいことがあるんだな、と改めて感じた旅行でした。というわけで、子供らにも日本語をしっかり習得してもらいましょう、と改めて思ったわけです。
帰ってくる道々、ドイツに残るKM君のためにプログラムを一生懸命作って送信しておきました。その後、ドイツでの実験でトラブルがあったと聞きましたが、もはやKM君に頑張ってもらうしかありません。頑張れ。
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