2008年6月6日金曜日

出張準備

晴れ。

昨夜は家族が無事に日本に着いたかどうかが気になって、成田空港の到着便のステータスチェック並びに、広島空港の様子チェックを時々していたので寝不足。朝起きてすぐ実家に電話して家族が無事到着している事を聞いて一安心した。

今日は、昨夜チェックしたPhysical Review E論文のゲラの最終チェックを行い、HSさんからの連絡を待つことにした。しかし、丁度HSさんはアメリカへの飛行機の中、ということで心配した。お昼頃、トランジット先の空港から電話をくれた。夕方までには目的地に到着するので、夕方までは待ちますと伝えたのだが、結局その後時間切れで彼のコメントを貰わずにゲラの校正を送ってしまった。大きな間違いがありません様に。それにしても、これでこの論文も公の目に触れることになる。嬉しい。

昼食前にはZY君と新しい論文について少し議論した。これまで小分けにしてみていたデータを今日はまとめてみたのだが、まとめてみてみると、それなりにストーリー性のあるデータが取れている事がわかった。これは是非論文にまとめるべき、と言う事で、彼の背中をそっと押してあげた。ただ、まだ少し弱い部分があるので、その部分をどうするかちょっと考えてみることにした。僕がその部分を考えているうちに、彼は論文原稿を書き進め、さらにデータ解析や解釈などについていろいろ検討する事であろう。

その後、新しく書く論文の内容について吟味するため論文検索を行った。余り芳しい論文は引っかからなかった。一つ注目したのは2002年のMMさんが書いた論文だ。これはラメラ構造での運動の様子を調べた論文で、ユーリッヒ研究所のグループの仕事である。MMさんはその後アメリカに移り、今は職場の同僚である。彼女は現在中性子反射率計を使って実験をしている。ダイナミクスの研究からは離れているが、彼女のやった実験について聞き、自分のデータについてもしゃべり、そのネタに関する理論的な研究を知らないか、と質問してみた。答えはnoで、結局、このような理論はまだないであろう、と言う事でコンセンサスを得た。また僕の実験結果についても面白いと言ってくれたので良かった。

午後、Virginia U.のMKさんがきて、いろいろと話をした。彼女の悩みも深い。まぁ、それも仕方のないことだが、彼女の日本とのコネクションの深さ、というか、自分にはない情報があったりするのが少しうらやましい。まぁ、情報がありすぎるのも良くないので、あんまり深く考えないことにしよう。それにしても、いつも彼女からいろんな日本の情報が入って来て助かる面もある。彼女と話をしている最中にニューヨークのTKさんから電話が。今度の実験について少し打ち合わせをした。

その後、JSGさんに明日から行くORNLの様子について少し聞き、地図など必要な情報をプリントアウトして出張の準備を進めた。また、KS君に試料を持って行く様に頼まれているので、それの準備もした。無事に飛行機に乗れると良いのだが。たぶん、空港での扱いが悪いだろうから割れない様にちゃんとテゴしておこう。機内手荷物で持ち込めなくなったのが痛い。

夕方近くには、MBさんが部屋にきた。彼はアメリカでMIEZEを作っている人だ。J-PARCの話も出て、さらに、京大のMHさんの名前も出て来て楽しかった。

サイエンスグループのボスのDNさんに出張に行く事を伝え、家族が無事日本に着いた事も伝えた。喜んでいた。ダイナミクスチームのボスのJCさんには昨日行く事を伝えてあるので大丈夫。ということで、本日の業務終了で、AFさんと一緒に帰路についた。

それにしてもこうしてみてみると、あんまり大して働いた気がしていなかったが、いろいろと充実した一日だった。

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