2009年3月13日金曜日

12Th. 去年のデータ

今日は悪いニュースからだった。去年測定したデータと今年測定しているデータの整合性が良くないというのである。この点は多少気になっていたのだが、まぁ、そういうものなのだろうと思っていたのである。共同研究者らは納得出来ないらしく、再測定をすると言う。まぁ、確認の為なら良いんじゃないか、と同意した。夜になり一部の測定の結果が出たので、見てみると…同じ試料なのに違う傾向が見られる。困った事になったと思いつつ、今回のデータと去年のデータを比べてみたら、去年のデータが何やらおかしな振る舞いをしている事に気がついた。去年のこの実験のときは、体調が悪くて自分で解析する元気がなかった事を思い出す。結局夜中迄かかってVGSさんと議論した結果、明日の朝去年のデータを再度解析してみる事になった。その間、測定は継続する。科学研究とは、一筋縄では行かないものである。

それ以外には、Indiana大学に提出する報告書の原稿を作ったり、日本での発表に関して、過去の発表原稿を見ながらストーリーを考えたりした。物理学会では座長もする事になっているので、担当の人達の要旨をダウンロードして、勉強に備えた。それにしても、ざっと読んでみた限りでは、過去の発表の流れをついでの発表、というものも多々あり、3年も(もっとかな?)参加していない学会だから、分からない事も多かろうなぁ、と心配になった。まぁ、なる様にしかならないであろう。でも、プログラムを見ていると、知った名前が割とあって、皆に会える事が楽しみになって来た。今回は実家迄は立ち寄れないので、両親は不満もあろうと思うのだが…

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