2008年7月28日月曜日

VISA approval and paper published

OYさんの実験はその後順調なのだが、設定温度と試料温度の差が15Kくらいある事に気がついたので、少し高めの温度設定が必要だと言うことになった。データを解析してみたところ、何らかの緩和が見えているので、測定は恐らく順調と思って良いだろう。

AFさんが来週から始める実験について少し相談に乗って欲しい、ということで相談に乗った。彼の気にしている事は、スピンエコーの波長分解能と、彼の求める波数分解能の関係についてであり、どのような条件での実験が望ましいか、と言う事であった。確かに波長分解能が悪いので、波数分解能も悪くなり、完全に彼の求めるような測定を行うためには、かなり高い波長分解能でなければならないことになる。その場合はスピンエコーの測定が強度不足から不能となるので、結局、波長分解能は犠牲にして強度をとる必要がある。すなわち、両者の情報が混ざってしまうが、それは諦めざるを得ない、という結論になった。

午前中には、9月に東海村で開催される偏極中性子の国際会議で口頭発表にしてもらえた事がわかった。ありがたい事である。装置の話に挟まれることになるので、うまく話をつなげられる様にストーリーの作り直しが必要であろう。

また、先日来3度も来たゲラ校正を終えて、Physical Review Eに論文がonlineで掲載となった。

さらに、今年の4月頃申請していたH-1Bビザの申請が許可された、との連絡がきた。後は、日本で面接を受ければビザ取得となる。

ということで、今日はいくつか良い連絡が重なった一日であった。

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