2008年6月26日木曜日

NSE実験とSANS実験準備

午前中はしのぎやすい天候だったが、午後からはものすごく暑かった。夕方今年初めて蝉の鳴き声を聞いた。

午前中はスピンエコーの試料交換をして、その後データ解析を行った。昨日まで測定していた系は比較的速いダイナミクスがみられ、しかも緩和モードが二つあるようなのだが、今日測った試料はほとんど緩和していない。つまりとても遅いダイナミクスを示している。これはある意味残念な結果だが、考えてみると実は面白い結果なのかもしれない。よく考えてみよう。測定の結果があまりに緩和していないので、温度を上げてもう一点測定することにした。明日の朝、試料交換である。

このほか、午前中は、久しぶりにZY君と議論した。インディアナのDBと話をして来た彼は、少し元気になった様に見えた。以前の論文原稿について少し進展がある、ということなので、明日の議論がまた楽しみである。新しい論文原稿についてはコメントを伝えて、今後するべき実験などについて話し合った。

午後は自分の研究テーマのことについて少し考えながら、プログラム作りをした。今日完成させたかったが、うまく計算できていないようだ。どこが間違ってるかゆっくり考えてみよう。

その後夕方から、明日からの小角散乱実験の準備を行う。今スピンエコーで測定している試料の小角散乱を測定する予定である。これら一連の測定ができれば、論文としてまとめる事が出来るだけのデータが集まるかもしれない。ダイナミクスを理解する上でも小角のデータはどうしてもみたいので、明日からの実験も楽しみである。

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