2008年8月8日金曜日

Virtual Journal of Nanoscale Science & Technology

夕べは時差ぼけと寝不足で夜子供たちを寝かせる時に一緒に寝てしまった。

と言うわけで、朝早く目が覚めたわけだが、メールを開いて何やら見慣れぬものを発見した。

Virtual Journal Publication Noticeというタイトルのメールで、内容は、先日PREに掲載された論文が、
Virtual Journal of Nanoscale Science & Technologyに選択されて掲載された、というものだ。これが何なのか、最初僕には理解不能だったのだが、調べてみたら次のような事がわかった。

Virtual Journalというのは、AIP (American Institute of Physics)が発行しているweb上のみで発行されているvirtualな雑誌で、提携雑誌に掲載された論文のうちのいくつかをtopicとして選び、タイトルや要旨を掲載しているというものだ。要するにeditorが選んだ論文のリストが載っているのがVirtual Journalと言うわけだ。

AIPが発行しているVirtual Journalには5種類あり、そのうちの一つが今回我々の論文が掲載されたVirtual Journal of Nanoscale Science & Technologyと言うわけである。このVJは2000年から発行され、毎週いくつかの論文をピックアップしている。今回は8/11号に掲載されたのだが、その週で選ばれたのは108報の論文である。提携論文誌の中で今週全部でいくつの論文が発行されたのかは知らないが、今号にPREから掲載されたのは、我々の一本だけだった。

と言う事から想像するに、実はこれは結構名誉な事であって、多くの論文の中から少なくともeditorの目に留まったと言う事である。自分達の行った研究がこのように注目された、と言うのは嬉しい事である。

と書いたところで、wikipediaで調べてみたら、次の様に書いてあった。

米国物理学協会は、米国物理学会と共同で、2000年から、幾つかの最先端分野で、Virtual Journalを発行している。これは、紙媒体の雑誌ではなく、インターネットだけで公開されている。また、Virtual Journalが論文を募集するのではなく、米国物理学協会と米国物理学会の選考委員が、ネイチャー・サイエンス・その他の全世界の主要な物理系学術雑誌の中から、論文を選抜する企画であり、真の世界一の物理系学術雑誌として位置づけられている。(ウィキペディアの「米国物理学協会」より抜粋)

すげー

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