2009年9月16日水曜日

13Mo. Oxford

Oxfordに来ています。今朝の5時です。アメリカ東部時間では夜中の12時。何故か目が冴えています。時差ぼけです。何でこんな時差ぼけになるのかいまいちよくわかりません。やっぱり、東に向かって移動すると、どうも体が慣れないらしい。確か、ドイツに行ったときもよくわからない時差ぼけになったような気がする。せっかくなので今日の出来事をメモしておきます。

9月12日の夕方の飛行機でワシントンダレスからロンドンヒースローへ。機内の個人モニターが使えませんでした。映画見ようと思っていたのに見れません。フライトアテンダントさんに何とかしてほしいと頼んだのですが、どうにもできず、もらったのは一枚の紙。そこには、「迷惑かけて申し訳ない。90日以内に次のアドレスにアクセスしてくれ。お詫びのしるしを送るから」と、書いてあります。どうやら、お金か何かと交換してくれるらしいです。そんなシステムがあるとは知りませんでした。機内食、夕食は「チキンかパスタ」。チキンを選ぶ。すると、チキンカレーだった。それなら、「カレーかパスタ」だろう?と思うのだけど。

およそ8時間ほどでロンドンヒースロー到着。朝6時過ぎ。到着間際に、同じ飛行機にHTさんが乗っていることに気がついた。空港で少しお話をする。その後、VGSさんの到着を少し待つ。彼女到着。朝食にクロワッサンとコーヒー。車に乗り込み、一路ストーンヘンジへ。およそ1時間半のドライブ。ストーンヘンジでは、入場料が必要(6.5ポンド)だったのだが、そのコースには参加せず、フェンス越しに写真を撮る。目的達成したので、そこを離れる。



VGSさん曰く「イギリスに来て、ロンドンに行かないのはおかしい」というわけで、一路オックスフォードまで戻って荷物を置き、ロンドンへ行くことを勧められる。とりあえず、ドライブすることに。サリスベリーの町へ行きキャセドラルを見る。イギリスの片田舎の町だけど、かわいい家が建っていてなかなか雰囲気がよい。途中でサラム古城跡を見学。サリスベリーの町でティーを飲む。紅茶とお菓子で小休止。その後、ホワイトホースバレーと呼ばれる地域を抜けてオックスフォードへ向かうことに。ところが、そのあたりは道が細かくてよくわからない。迷い迷って、途中パブで食事しながら、ホワイトホースバレー付近に着いたのが3時過ぎ。もはやロンドンは無理だ。というわけで、そのあたりの小さな町の町並みとホワイトホースバレーを見学。ホワイトホースバレーは丘陵地にあり、その地面にチョークの成分が含まれる、ということで、草を刈れば、遠くから見て白い地面が露出する。それをちょうど馬に見えるように刈っておけば、遠くから見ると白馬が浮き出て見える、というしかけ。あんまりたくさんは見れなかったけど、なかなか楽しかった。



イギリスの片田舎。放牧地が広がり、馬と羊と牛が飼われている。その放牧地をたくさんの人が散歩したり馬に乗ったりサイクリングしたり。そういったアウトドアアクティビティがイギリスでは好まれるのだそうだなんか、アメリカとはずいぶん違う気がする。また、そのあたりの家は茅葺の屋根を持った背の低い窓の小さい家が有名だそうで、ちょうど、妖精の家のモデルになったりしているのだそうだ。日本の白川郷辺りにある茅葺屋根を思い出させるような光景で、興味深いものがある。イギリスの町並みは日本ともアメリカとも違うのだが、細い路地や古めの木造建築などを見ると、なんとなく日本を思い出したのは不思議な気がした。

さて、小旅行。結局オックスフォードに着いたのが午後4時半ころ。ずっとVGSさんの運転で、とても世話になってしまった。宿泊はオックスフォードのカレッジのドミトリーで、今回世話になるのは、バリオリカレッジ。古くからあるカレッジらしい。メインストリートに面しているので便利なところではあるが、最初は町がごみごみしていて右も左もわからない感じであった。彼女がいなかったらすんなりたどり着けたかどうか。

部屋は比較的広いのだが、テレビもなければインターネットもつなげない。ただベッドとテーブルがあるだけの部屋。もちろん風呂トイレは共同。ネットがないのは不便だが、思ったより部屋はまともだ。ただし、これで一泊50ポンド強というのは高い。

その後VGSさんと別れ、僕は国際会議のレセプションに参加。レセプションは大学の博物館で行われた。一大学の博物館に恐竜や現生生物の骨格標本が飾ってあったりする。さすがはOxford。レジストレーションがうまくできているかどうか不安だったのだがまったく問題なかった。ちゃんとバンケットのチケットももらえたし(予約していた)、ツアーにも参加できることになった(こちらは予約できていなかったがスペースが空いていた)。結局ワイン二杯ちょっとと水で2時間があっという間に過ぎる。つまみも何もなかったので、そこらにいた人たちと晩飯に出かける。カフェに入り、フランス料理風のディナーをいただく。なかなか美味だった。ワインもおいしい。

その後徒歩で宿舎まで帰り、シャワーを浴びて寝床についたのが、11時半くらい。なかなか充実した一日だった。ただ、その後3時前に目覚めたのは若干早すぎた。のどが渇いているのだが水が手に入らない。
ロビーのおっちゃんに尋ねたら、水道水問題なく飲めるよ、というわけで少し飲んでみた。今のところおなかは痛くならないので、本当に大丈夫なのだろう。夜が明ければ国際会議開始であるが、講演中に眠りそうなのが痛いところ。夕方にはポスター発表がある。それがすめば後は聞き役に徹することができる。x線のその後の改良について聞くのが楽しみである。

そういえば、会場でWLWに会った。同じ研究所の違うディビジョンの人なのだが、彼の持っているX線散乱装置について少し尋ねてみた。どうやらその後改良されていて、僕のやりたい実験条件を満たすことができるらしいので、帰ったら実験を申し込んでみることにしよう。

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